林崎文庫
先月29日、いつものように内宮周辺をカメラ散歩。
宇治橋前駐車場を歩いていると、いつもは閉ざされている林崎文庫の門が開いていた。
なんだか人の気配もする。
年2回の一般公開の日だった。
ラッキー!
そそくさと階段を登る。
僕が子供のころ、林崎文庫は常に開いていて自由に出入りができた。
よく蝉取りに来たものだ。
特にここの建物の軒下は土が固められていて、そこに「アリジゴク」が巣を作っていた。
アリジゴクはウスバカゲロウの幼虫。
すり鉢状の穴を掘り、穴に落ちたアリなどの虫を捕まえて食べる。
いかにも男の子が夢中になりそうな昆虫だ。
誰が名付けたかネーミングも子供心をそそる。
今や年間わずか14日間しか公開されない貴重な史跡を前にして
僕は30年ぶりにアリジゴクに会えないかと軒下を探してばかりいた。
神宮の係の人に変な眼で見られながら…。
しかし彼らはもうそこには住んでいないのか見つけることはできなかった。
次回公開は9月らしい。
また探しに行こう、蟻地獄。
K-7 + FA77
← ブログランキングに参加しています。 1クリックしていただくと励みになります。
by sakura1733
| 2010-05-09 21:51
| 神宮